【Switch】バニーガーデン 感想

バニーガーデン タイトル画面 Switch
タイトル バニーガーデン
プレイした機種 ニンテンドーSwitch
メーカー qureate
満足度 A(満足。たいていの場合お勧めできる。)
要点
  • 魅力的なヒロインたちと充実したお色気表現
  • お店の雰囲気抜群
  • 反応パターンが少なく作業感は高め
執筆日 2024年4月18日


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はじめに

バニーガーデン タイトル画面

Switch版イベントCG全回収までプレイ。

qureateお得意のお色気アドベンチャー。仕事をクビになった主人公がバニー姿の女の子たちとお酒やおしゃべりが楽しめる『バニーガーデン』という店に通うことになり、キャストの女の子たちと親交を深めていく。

  • 新しい仕事を始めた主人公は毎週給料が入るため、それを元手にキャストの女の子たちとお酒や料理を楽しんだり、お話をしたり、プレゼントを用意したり、ミニゲームをしたり、お店の後に2人でお出かけしたり、旅行に行ったりと交流を楽しむことができる。
  • ヒロインと楽しい時間が過ごせると主人公のやる気が向上し、仕事の評価が上がって昇給したりもする他、ギャンブルや派遣の仕事でさらにお金を稼ぐことも。

お酒や料理は様々な種類が用意されており、ヒロインごとに好みが違う。

  • 仲良くなるとVIP席に案内され2人きりの時間を過ごすこともできるし、ヒロインが酔って大胆になることもある。
  • お色気表現としては接客中やミニゲーム中に下着が見えたり、胸が揺れたり、重要イベントではスチルも用意されている。
  • VIP席でのイベントでは甘々なASMRイベントが発生することもあり、これもかなり際どい内容になっている。
  • また、プレゼントとして下着やストッキングを渡すと翌日以降それを身に着けてきてくれるというサービスもある。

ミニゲームはチェキ撮影、ツイスターゲーム(ゲーム中はTゲーム表記)、手押し相撲の3種。

  • 上記のASMRイベントも含め、ヒロインが酔っているかどうかでパターンが変化する。

 

良かった点

良かった点としてはやはりヒロインの可愛さとお色気表現だろう。

  • 本作ではいつもの動くイラストでのお色気表現よりも3Dモデルでのお色気表現がメインとなっているが、安価なゲームながら3Dモデルの出来はすこぶる良好。
  • ラッキースケベ的なお色気表現に力を入れており、いつも以上に『これぞqureate』という良い意味でのバカゲー感がある。
  • 変にシリアスでもないためバカゲーでも問題なく、購入者の期待に応える内容になっていると言える。
  • 特にASMRイベントはかなり際どい内容で、全体的にこのご時世によくリリースできたなぁと感動したレベル。
  • 酔っている時の演技など声優の表現力も○。

また、バニーガーデンというお店自体の雰囲気作りにもこだわりが感じられる。

  • 背景グラフィックはもちろん照明の感じやそこに並ぶヒロインの質感などしっかりと『ここにたしかにお店がある』と認識できるようしっかりと作りこまれていて没入感抜群。
  • ヒロインとの会話も良い意味で中身のない日常会話が多く、お酒を飲みながら純粋におしゃべりを楽しんでいるという雰囲気が表現されている。
  • お金が足りない場合は借金できたり、借金状態でもギャンブルができたりと一部の人が喜びそうな遊び方もできる。
  • といってもギャンブルはボタンを押すと当たりかハズレが出るというだけの最低限のものでゲーム性はない。

システム周りも問題なく、各種設定は不足なく揃っているし、スチルの閲覧はもちろんいままで集めたチェキを見たり、ミニゲームを自由に遊んだりもできる。

余談だが、恥ずかしながら筆者は実際にお酒を飲みながらこのゲームをプレイしてみた。我ながら気持ちの悪い遊び方とは思うが、没入感が大きく増したためオススメ。

 

不満点

不満点…というほどでもないが残念だった点をいくつか。

まずはヒロインの反応パターンの少なさ。

  • 上記したが各ヒロインにはそれぞれ好みのお酒や食事があるのだが、好物かそれ以外か程度の差分しか用意されていないため、いろんなものをプレゼントして反応を楽しむという楽しみ方ができない。
  • 高い酒と安い酒で下着の見え方に違いがあるものの、基本的には一通り試した後は好物だけ与え続けることになり、作業感が増してしまっている。
  • パターンが少ないという点でもう1つ、ミニゲームのパターンの少なさも挙げられる。特にツイスターゲームは、どの部位をどの色にというのを見た目の上ではルーレットで決めており、さもランダムのように錯覚するが、実は酔っているかいないかの2パターンで結果が固定されており、毎回同じ体制になる。
  • これそのものは単発のミニゲームとしてなら別に問題ないのだが、ゲーム中に何度も同じミニゲームを遊ぶことになるため、結果が同じとなるとかなり作業感が増し、ヒロイン自体の反応パターンの少なさと併せてせっかくの没入感が削がれてしまっている。

これらは値段を考えれば仕方がない部分ではあるし、不満というほど大きな問題でもないのだが、このゲームの楽しさとしてはどれだけこの世界に入り込めるか・雰囲気を楽しめるかが重要であるため、こういったパターンの少なさによる作業感の増大・没入感の減衰は無視できない。

  • この問題によって楽しさのピークが1周目の最初のほうに集中してしまっているのは否めない。

インターフェースの微妙さも毎度のことだが難点。

  • 相変わらずページ送りができないためリストの後ろの方にあるものを選択するのが大変。
  • ただ、各ヒロインの好物はリストの前のほうに並んでいるため普通に遊ぶ分には大きな問題にはならないようになっている。

こういったゲームでカラオケが無いのも物足りないが、値段を考えれば仕方ない。

賛否わかれそうな点として主人公の性格が挙げられる。

  • こういったゲームの主人公らしく基本は無味無臭な主人公なのだが、選択肢次第で割と性格が悪い感じの発言が目につく。人によっては気になるかもしれない。

バグで一部ASMRイベントでダミーデータが表示されてしまう。大きな支障はないし、すぐに修正されるだろうが念のため記載。

 

まとめ

『バニーガーデン』という架空のお店でお酒や女の子とのおしゃべりを楽しむ…まさにお紳士・お淑女向けのゲームであり、今までのqureateのゲームが1つでもヒットした人なら間違いなく楽しめる、最早ご褒美とも言える作品に仕上がっている。

残念だった点も値段の安さを考えれば目を瞑れる範疇であり、間違いなくお勧め。お紳士様・お淑女様諸君はぜひお気に入りのお酒を飲みながらプレイしてみてほしい。


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