タイトル | プリズンプリンセス |
プレイした機種 | PC Steam |
メーカー | qreate |
満足度 | B(やや満足。条件付きでお勧めできる。) |
要点 |
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執筆日 | 2024年3月21日 |
続編の感想はこちら |
プリズンプリンセス ハメられし姫たち |
はじめに
steam版を実績コンプまでプレイ。
qreateお得意の低価格お色気ゲーム。本作は脱出ゲームにエロを足した謎解きアドベンチャーとなっており、魔王の城に捕らえられた2人の姫を導いて脱出を目指すという設定になっている。
- よくある探索アドベンチャーゲームと同様、マップを選択しマップ内の探索ポイントを調べてアイテムやヒントを手に入れることで仕掛けを解いていく。
- 一部のスチル付き謎解きイベントでは行動次第で2名のヒロインたちの好感度が変動する。これによってエンディングが分岐する。
- プレイ時間の大半は何かしらのエッチな画面になるため、家族の前では遊ばないように。
良かった点
やはり目を引くのはビジュアル面。
- qreateとしてはかなり初期に発売したゲームであるが、キャラデザインや動くイラストでのエロ表現はこの作品ですでにハイクオリティ。
- 探索時に怪しいポイントをクリックすると2人の姫がそこを見に行く仕様になっており、屈んだり背伸びしたりでこれでもかとパンツ…と言うか尻を丸出しにする。
- スチルでの謎解きでも馬の仕掛けに乗ったり、ツイスターゲームをやったりとやりたい放題だ。
- 基本的にはラッキースケベ的なシチュエーションを楽しむ形となっており、このおバカさはqreateのお家芸と言える。この手のゲームを好んで購入するご紳士ならこの点は必ず満足できるだろう。
脱出ゲームとしてはライトな出来になっており、良くも悪くもお手本のような謎解きばかりになっている。
- エロを楽しみつつ手軽に謎解きを遊ぶという意味で、あくまでエロをメインに、ゲーム性が高くなりすぎないようにデザインされているように感じる。
- ボリュームは値段相応。初見1周目でも2時間程度で、仕掛けがわかっている2周目からはスキップも活用して30分程度で終わり、フルコンプまでプレイしても5時間もかからない。
- 安いのでこの点はお手頃価格で手軽に遊べると好意的に受け止めるべきだろう。とはいえ定価で買うとさすがに値段相応とは言えないため、頻繁に行われている値引きセールでの購入推奨。
不満点
脱出ゲームとしてはライトに楽しめると言ったが、さすがに疑問を感じる場面がチラホラ。
- 簡単すぎて本来なら別の場所でヒントを手に入れられる謎解きをヒント無しでも初見突破できてしまい、ヒントの入手と順番が前後してしまうことがしばしばあったのはさすがにマイナス点。
- また一部の謎解きギミックは調べた時点で勝手に制限時間付きの謎解きが始まってしまう。初見突破できなくてもゲームオーバーなどはならないが、対応する姫の好感度が下がってしまう。
- 好感度はエンディング分岐に関わってくるためこの点は不親切に感じた。
好感度に関わる謎解きの最中はタッチする場所によってエッチな反応が楽しめるが、エッチなことをすれば当然好感度が下がってしまうため、基本的にはエッチなことはしない方がゲーム的に正しいことになる。
- もちろんエロを取るか、まじめに謎解きをするかというジレンマを楽しむものと捉えることもできるが、ゲームデザイン的にも購買層的にもエッチなことをした方が謎解きにも有利になる仕組みにした方が面白かったように思う。
操作性が地味に悪いのが気になる。
- 一部の謎解きギミックでカーソルが隣の判定に吸い寄せられて意図しない箇所を選択してしまうことが多く、低価格とはいえ少々調整不足に感じた。
- 他にも必要なフラグがわかりづらく、仕掛けは解いたのに何も起きずにウロウロさせられる場面がチラホラあった。
- アイテムを持った状態で調べれば自動的に進行する場合と、アイテムを使用しないといけない場合が混在するのもわかりづらさに拍車をかけている。
まとめ
粗は目立つものの、売りであるエロ関連についてはおバカさを受け入れられれば不足なく、購入層のニーズに答えうる作品であると言える。
ライトに楽しめるのも高評価しているが、定価ではさすがにボリューム不足なのでセールでの購入がお勧め。
- qreate初期に発売された作品ではあるが入門用とするにはやや物足りなさがあるため、他のqreate作品を先に遊んでみて気に入った人はぜひこのゲームも遊んでみてほしい。
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