【Switch】ロロパズミクス 感想

ロロパズミクス タイトル画面 Switch
タイトル ロロパズミクス
プレイした機種 ニンテンドーSwitch
メーカー インティクリエイツ
満足度 B(やや満足。条件付きでお勧めできる。)
要点
  • 良くも悪くもスイカゲームクローン
  • バトルポットのデザイン、RoRoの楽曲など独自要素がぴったりとハマっておりファン向けゲームとしてプレイ感良好
  • 一部ポットのサイズがわかりづらい
執筆日 2024年4月13日
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GUNVOLT RECORDS 電子軌録律

 

はじめに

ロロパズミクス タイトル画面

Switch版で楽曲を2/3ほど解放までプレイ。一躍有名になった『スイカゲーム』のクローンゲームで、横スクロール2Dアクションで展開中の『蒼き雷霆ガンヴォルト』『白き鋼鉄のX』シリーズのファン向けにアレンジされた作品となっている。元ネタでは果物だった部分が本作ではRoRoのバトルポットになっており、ポット同士がくっついて合体した際はRoRoがボイス付きでポットに対応した技名を喋ってくれる。プレイ中は常にRoRoの楽曲が流れており、いつでも好きな曲に切り替えることができる。

 

良かった点

スイカゲームクローンとして、題材が見事にマッチしていると感じた。果物代わりのバトルポットはデザインがかわいらしく、丸いながらも装飾品で形に差異があるため元ネタ同様に落とした時の挙動にもそれぞれ違いがある。そしてマージパズルゲームを遊びながらシリーズの楽曲が楽しめるというのもシリーズファンとしてはプレイ感の向上につながっている。遊べば遊ぶほど楽曲が追加で解放されていき、解放された瞬間からゲームプレイ中にその曲に変更ができるというのも繰り返し遊ぶ動機付けやモチベーション維持の仕組みとしてうまく機能している。画面右側に動くRoRoが常に表示されており、これもVTuberの実況配信風でイマドキな演出。RoRoのキャラクター性にもマッチしている。総じてデザインがスイカゲームという元ネタにぴったりハマっている。

楽曲は全部で19曲用意されており、プレイ中スコアが一定以上になると解放されていく。ほぼ既存曲だが1曲は新曲となっており、数百円という安価でこの曲数なら十分以上。上記の通りプレイ感の向上に大きく貢献しており、シリーズの豊富な楽曲を活かせている。

ゲーム自体は良くも悪くもスイカゲーム。もちろん玉の形が違うことによる感触の違いはあるが概ね同じもの。ついつい遊んでしまう手軽さと中毒性があるものの、あくまで値段相応のミニゲームといった規模感ではあるため人によっては数回のプレイで満足してしまうかもしれない。

 

不満点

不満点としては、一部ポットの大小関係が初見でわかりづらいことが挙げられる。特にメギドバースト・オービタルエッジ・オプティックラウンドの3つがパッと見のサイズがほとんど変わらず、進化の順番がややこしいことになっている。とはいえちょっと遊んでいれば覚えられるため大きな問題ではない。また一部ポット同士が変な風に隣接した際にぶるぶると震え続けたり、重力に逆らって浮いた状態になるなど時折挙動が怪しいことがある。

直近発売の『GUNVOLT RECORDS 電子軌録律』同様に、RoRoのモデルがシリーズファンの贔屓目で見ても可愛くない。特に二の腕から肘下が不自然でやけにゴツく見えるのが気になる。この辺りは一度洗練したモデルを作ってしまえばある程度使いまわせる部分であるはずなので、今後もこういったスピンオフ作品を展開するつもりなら早いタイミングで作ったほうが良いだろう。

デザイン的にぴったりハマり、うまく独自の要素を入れているとはいえ、悪い言い方をすれば純粋にパクリゲームではあるため、人によっては印象が悪いかもしれない。

 

まとめ

元ネタとシリーズのデザインがぴったりハマった良アレンジ。値段も含めて変な改悪もなく純粋な『ガンヴォルトファン向けのスイカゲーム』に徹しており、ファンなら元ネタ以上に楽しくプレイできる内容になっている。安価なので、クローンに抵抗のない『ガンヴォルト』シリーズファンなら遊んでみて損はないだろう。

こんなところで言うべきではないかもしれないが、同じくシリーズの豊富な楽曲を活かした展開作品である『GUNVOLT RECORDS 電子軌録律』よりもよっぽど『楽曲を楽しめるスピンオフ』として優れているように感じる。

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